初めての補助金

インデックスの背景イメージ

”補助金ってむずかしい。”

と相談者の多くはそう言われる。公募要領を開いてみれば、細かい規定や条件が難しい言葉で羅列されている。また事業計画書を書かなければならないが、どう書いたらよいのか判らない。そんなふうに戸惑われる。

そこでこのサイトでは、「公募要領」や「補助金の手続き」を読む前に全体のイメージを理解してもらうことを目的に補助金についてその特徴や注意点等をまとめ直してみた。ご参考になれば幸いです。

※あくまで、全体的イメージを掴んでもらうためのもの。正しくは各補助金事務局が出している「公募要領」などのマニュアルやガイドブックを読んで判断してください。

目次

■ 申請する前の基礎知識

補助金とは、”今お金を上げて助けてあげるから、後で税金で返してね”という制度だと考えます。したがって、誰のどんな状況を手助けするのか補助金ごとに目的がありますし、その執行にも詳細なルールが存在します。申請する前に補助金とはどんなものかイメージしていただければ幸いです。

補助金のルール
補助金のルールについて、まずはざっくりとしてルールの理解を。ここでは、そもそも補助金とはなにか?その定義について、またどの補助金にも言える最低限知っておくべき共通の特徴を整理したいと思います。応募申請で採択され、確定検査で減額されないために。

最初にすること
補助金の電子申請にはGビズIDプライムの取得は必須である。申請書類の送付後通常であれば2週間ぐらいで取得できるが、混雑していれば3〜4週間かかる。余裕をもって取得しないと補助金の締め切りに間に合わない場合がありうる。GビズIDプライムの取得方法の簡単な説明について。

申請時の注意点
補助金の応募申請書を書く際の注意点について。補助金には目的があり事業計画がそれに沿っているかどうかはまず問われ、次に実現性について問われる。補助金によっては実現性の裏付けとして“優位性”が担保できているかどうかが問われる場合があり、これらのことをどううまく書いていくかで結果は違ってくる。

実際に活動(補助事業)を行う上での注意点
補助金は後払い。申請が通ってもそれは補助金をもらう権利を得ただけ。確定検査で認められて初めて補助金額が確定しお金は支払われる。もし業務報告書の内容や証憑の添付に不備があれば不備がなくなるまで何回でも修正は求められ、修正できなければ補助金は減額される。始める前の手引きの熟読は必須である。

その他経理処理など
税法上、補助金も収入とみなされ課税対象である。そのほかにも様々な経理処理が求められる。また最近不正受給が話題になることが多いが、補助金の執行を規定する法律には“5年以下の懲役若しくは百万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する”という罰則規定がある。